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「現場の先空さん?」
「はい、先空クロウシテルですおはようございます。早朝4時にも関わらず会場のこの熱気をご覧ください!今年も大盛上がりのこちらの会場、皆様もうおわかりですね?『制限時間内セーフ大食い王決定戦』の決勝がもう間もなくスタートです!決勝戦まで勝ち残った3名はいずれもツワモノ!たくさん食べるというのはもちろん、体内時計の正確さがモノをいうこのイベントは、落ちた食材を制限時間内に拾い上げる技術が最も必要不可欠です。昨年までは5秒以内ということでしたが、今年からのルール改正に伴い3秒以内がセーフということになりました。この2秒の読み違いが原因で優勝候補とされた前年度チャンピオン、暖簾分けして20年『らうめん 麺喰喰』の大将、錦織玄人さんが失格となり予選敗退しているんです!」
「前年度チャンピオンの錦織さんと言えば、麺の湯切りから盛り付けまでをジャスト5秒で仕上げることで有名ですよね。」
「そ~~~~なんです!体で覚えた5秒というのが仇になった結果だと専門家はみています。さて、もうすぐ始まる決勝戦のメニューが現地時間の3時59分に『唐揚げ』と発表されましたが、それを聞いた会場のボルテージはわずか60秒ほどでこんなに最高潮に達しています~!
看護婦の森下さんは注射に恐れ戦く幼児を3秒で泣き止ませることの出来る特技を持っていますし、№1ホストのHIKARUさんはドンペリを入れさせるのに3秒というテクニックの持ち主。約3秒待つだけの赤外線体温計で毎朝検温するのが日課の斉藤さんの、精度±0.2度以内というのも期待大の予感がしますよね!
さぁ~!2011年の『セーフ大食い』は誰がチャンピオンになるのでしょうか?!
現場からは異常です、では一旦スタジオお返しします。」
「検温が日課という斉藤さんは、食べても大丈夫なんでしょうかね?」
「3秒以内なら大丈夫でしょう」
ゑずトリア研究所は旬の雰囲気をたまには大切にします。
それから覚えられる程度に記念日に力を入れたりもします。
2011年元旦。
ゑずトリア研究所を結成し、様々な人々を密かに巻き込みながら地道に続けた隙間活動も鳴かず飛ばずの状況のまま、とうとう迎春という事実を受け入れることとなりました。
どなた様もご存知ないでしょうが、順調にいけば今年からプロフィールには結成年数が加算されます。
とりあえず5年を目標にしておきましょう。
5年も地道にやれれば10年も惰性で続くはずですから。
さて、フリーペーパー『有料』は気が向いて“今だけ!新年パック”といったありがたみをつけていきたいと思います。
通常の『有料』はだいたいこんな感じで
ファミレスなんかの紙ナフキンに
「当たりクジを引き当てた」体でありがたみの付加価値を付けるという小細工をかましておりますが、「新年パック」は「お年玉でももらったかのような」ありがたみで誤魔化したいと思います。
新年パックの特別ふろくは「もらったところで使い道に困る色だけ揃えた統一性のないシール」です。
ある意味レアですよ。
新年パックと銘打ってよくよく見ると「寸志」と「月謝」なんですから。
アルジャーノンには花束を
3LDKには絵心を
ダニエル・キイス『アルジャーノンには花束を』のストーリーでは主人公チャーリーと研究用マウスのアルジャーノンが人工的に天才をつくる実験台になります。人工的に超天才となったチャーリーは、先に研究対象であったアルジャーノンの変化を誰よりも先に察し、自分の未来を悟ります。なにせ超天才なもんだから。
超天才とはそんなものなのかもしれませんね、超先見の明の持ち主。先を見る力がありすぎて、今に支障があることを知ってしまう。
今を疎かにしているがゆえ未来が不安定になっているのがわからずに、先の未来にばかり不安を抱いているのだとしたら、なんて「いらん心配」に縛られる生活なのでしょう。
大事にすべきは老後の心配ではなく、今日を何の心配もなく過ごすことなのです。
老後に心配があるのなら、毎日をムダに過ごすコトをおススメします。
Imagine all the people living life in peace
想像してごらん…「毎日毎日をムダに使っているとハタと目の前に老後がやって来ていた」という現実を
君は僕のことを夢見がちだというかもしれない
だけど僕はオンリーワンじゃない
どっちかってぇとアウェイなカンジ
いつの日か君も僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
だからガンガン加わりましょうよ!
と募集しているのにも関わらず離職率の高い我が研究所では研究員の配置がままなりません。
とくに絵心を必要とする3LDK(コードネーム)の動員には手を焼いており、前3LDKをクビにして新3LDKに「ぴらぴら」を描いていただくのに随分と骨を折りました。天才画伯や天才作家は気分がノるまでが長いという厄介な才能をお持ちなので、凡人編集長はお気分がおノりにならない天才画伯のおケツを叩かせていただく役割ですが、いかんせん研究員不足ですからこの「凡人編集長」も今のところ所長が兼任なのです。未来に不安を抱いている時間がとれないほど、所長、今がアップアップ。
仕事量が多過ぎる→だからなかなか研究が進まない→平日夜中の研究中にも次から次にどうでもよいアイデアが浮かんでしまう→夜が更けている時間帯なだけにハイになってアイデア採用→研究結果をまとめていたはずなのに採用したアイデアの企画を詰めることに時間を割いてしまう→更新するはずの研究結果がいつまでも出来上がらない→つまり更新UP断念→ブログパーツの樹がどんどん枯れゆく→「ぅうわぁああぁあぁぁ!!グリムスが枯れていってるっ!!!更新しないとっ!!!なんでもいいから書かないと~~!!!」→休日の午前中を潰してタイピング→「なんか飽きてきたからごはんでも食べに行こうか~」→PCシャットダウン→ドリンクバーで時間を稼いでファミレスに長居→楽し過ぎてついつい夜中まで居てしまう→「このドリンクバーって何杯飲んだらタダになると思うぅ?」という討論会開催→ふと我に返る→「ぁああぁあああ~~~~~~!またギャストに行ってもた~~~~~~っ!!今日こそ更新しようとおもてたのに~~~~!!!早く帰って続きするつもりだったのに~~~~!!!」
(求人)同調者若干名求ム
このようなアットホームな研究所ですので安心して取り組んでいただけますよ。
未経験者歓迎!
悪循環完備!!
さて、しつこい凡人編集長になって新3LDKに「ぴらぴら」を催促して有余年、やっと画伯が気分を盛ってくれました。春まで忙しいという画伯に夜中にメールを送り、ダウナーな出来事が続いておられたらしき画伯にお絵かきサイトのURLを贈り、無視していたわけぢゃないからと言いやがる画伯のおケツを早く早くと連打して、ようやく「ぴらぴら」上梓の日を迎えたのであります。
こんなに時間と手間を割いてきたのにと言うべきか、だからこそと言うべきか、この『ぴらぴら』はフリーペーパー『有料』の「特別ふろく」になります。外注してまで制作し、手作業製本もページを斜めに切り込むなどの技術を惜しみなく使い、それなりのコストもかかり、それなりのクオリティにしているのに「特別ふろく」のほうなのです。外注するのはひとえに所長に絵心がないからであり、ページを切り込む手間をかけるのはひとえに「ぴらぴら」を楽しんでいただきたいためです。このことからも、当研究所の心の栄養素「特別ふろく」の価値の高さがおわかりいただけるものと、声を、ハスキーにして申し上げたいっ!
手間ひまかけて金かけて一声二声かけて二人の画伯を口説き落として、半強制的に制作した「特別ふろく」が「ぴらぴら」なのだということを、どうぞ忘れないでください。まだ数冊しか世に出ていないので稀少価値が高いですよ。うち初版本は凡人編集長がトライした、世に出すべきでなかった『ぴらぴら』となっております。
では、前任3LDKと新任3LDKのやっとこ完成『ぴらぴら』をご紹介いたしましょう。
(前任・新3LDKの『ぴらぴら』はともに題字&後表紙制作者名を凡人編集長が担当)
【前任3LDK】作品
前任3LDK(10代・女子)には
白紙製本したものを渡し
ただただ
「ぴらぴら、は?」
と顔を見れば問いかけ
家の前を通ることがあればピンポンを鳴らし
「ぴらぴら、は?」と催促。
やっとのことで手に入れた後で
『有料』の特別ふろくの中でも
ダントツで手間もヒマもコストもかからない「備忘録」を進呈。
お礼の一筆は巻紙風に仕立て結束バンドでこれでもかと締めつけギリギリで切り落とし丁寧に爪やすりで削りました。
この爪やすりは学校で割ったら高額請求となる「すりガラス」製。この爪やすりは自分の予想以上にやすれてしまうのでビギナーは注意が必要です。
【新任3LDK】作品
前任のスピード離任を受けて凡人編集長「賄賂は先に渡す」ということを覚えました。
夢のある皆さん、そして、情熱のある皆さん、夢と情熱だけでは「行動」にしか移せません。
熱く語る夢があり注ぎこむ情熱が余るほどあっても「行動」だけでメシは喰えません。
夢のある青少年たちよ夢があればこそハ・タ・ラ・ケ!そしてその稼いだ金で最小限メシを喰って体力を維持したうえで、持ち金を夢に投資せよ。
身銭を切ってこそ学ぶものがあります。
痛い思いをしてわかるコツがあるように、経験の中には現金をかけねばならぬ種類のものが多く存在するものなのです。
夢を出しゃぁ金をチラつかせることなくピュアで掴めるようなイメージを「夢」に与えすぎている世の中で、夢を掴んだひとたちにお聞きなさいな、彼らは夢の本質を学ぶのに金をケチったりはしていないから。
そんな成功者たちを見習って、凡人編集長は自分のハラが痛まない程度の賄賂を予め新任3LDK(40代・男性)に郵送しておきました。
お会いするほどの距離におられない画伯ですので作品の催促はメールで。
お会いするまでもない画伯は忘れているわけではないのだけど少々の「うっかりしてた」発作を繰り返しになられるので、凡人編集長からのメールで依頼を思い出します。
世話が焼けるが憎めない新3LDKを冬の自動販売機のようにあったか~い心でサポートして、任務続行の意欲を持たせる所存です。
ウデに覚えのある若者よ、夢と情熱だけで当研究所の門を叩かないか?
夢と情熱だけじゃぁメシは喰えませんが、メシを抜きゃぁイイだけです。
なにか問題でも?